「琵琶湖一周ゼロウェイスト清掃」を企画したのは、国際ボランティア学生協会「IVUSA(イビューサ)」のメンバーたちで、今年3月7日(木)から10日(日)までの4日間、200人を上回る学生たちが参加しました。
NPO法人「IVUSA」は、1993年に設立された学生主体のボランティア団体で、日本各地の被災地などでも救援活動を行っています。琵琶湖の清掃活動では、滋賀県と協力して、「特定外来生物」の駆除にも取り組んでいる‘本格派’のNPO法人です。今回、そんな学生たちが企画したのが、「ゼロウェイスト(Zero-waste)」清掃です。ゼロウェイストとは、「無駄や浪費をなくし、ゴミを出さない」ことを意味する英語で、「“ゴミを拾わなくても良い社会”を実現する」ことを目標にする難しい挑戦です。読売テレビとIVUSAには2年前から、長寿番組の「鳥人間コンテスト」を通じて、琵琶湖岸の清掃活動で協力している関係があり、今回の「ゼロウェイスト(Zero-waste)」清掃にも一緒にチャレンジすることになりました。
さらに、今回の「琵琶湖一周ゼロウェイスト清掃活動」は4日間の実施期間となり、すべての行程で、できるだけ環境負荷が少なくなる取り組みを心掛けました。この中で、特に重要な課題として対策を考えたのが、活動中に使用する 弁当箱 と ゴミ袋 でした。
この2つの課題について、読売テレビESG推進局サステナビリティグループとご縁がある企業に協力いただき、環境に優しい備品を調達することができました。
まず、期間中の昼食で使用した弁当箱については、プラスチック製の容器ではなく、竹を中心とした自然由来の素材で作られている「エコ容器」を中国から取り寄せました。この容器は、アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration)にも認められたスグレモノで、耐久性に優れ、素材としても土に還る「脱プラスチック」の完全分解可能な容器です。大阪市にある貿易会社「富博国際株式会社」が、中国からの手配に協力してくださいました。